少年は今日も夢を。

ただひたすらすきなことを。

いつかこんな日常がなくなって


窓に向かって小石を投げれば、電気が点いて2人の時間の始まり。

『・・・寝ようかと思ったわ。』

「あーごめん、バイト行ってた。」

『ふーん・・・お疲れ。』

特に会話をするわけではないのに隣同士の窓を開けてぼーっと時間を過ごす。

桜が綺麗な春も、汗が纏わりつく夏も、虫の声が遠くから聞こえる秋も、雪が降りそうなくらい寒い冬も。

睡眠と同じくらいの日常動作を違和感なく毎日行っている。

「なぁさつきー。

『んー?』

「・・・大学行くん?」

ケータイを見ていた手を止めて彼を見た。

彼も同じようにケータイを見ている。

『・・・なんで?』

「いや、どうすんのかなぁって。」

そう言って、彼は頭をかく。

『・・・そういう大地はどうなん。』

「まぁ、行くけど。」

『そう・・・』

そう言った彼の部屋の机には大学の資料が1つ置いてあるのが見えた。

いつかこんな日常がなくなって

君を想い続けることしかできないのかな



言い訳

元のタグはさつきちゃんのタグです。

今江くんって昔からいるから元担も関西だった自分からするとよく目にする存在で。

でも、詳しくは知らないので完全に作りあげてしまいましたが。

設定は高校3年の5月。

今江くんとさつきちゃんはお隣さんで昔から一緒の幼馴染。

寝る前に特に会話はしないのに同じ空間を共にしてから寝るという不思議な幼馴染。

お互いきっと昔から好きなんだけど、お互いちょっと鈍感で気づいていなくて、微妙に距離がある、という歯がゆい感じです。

1章3節くらいのイメージかな。