少年は今日も夢を。

ただひたすらすきなことを。

貴方がいない日常なんて


「彼はモルヒネみたいな人よ。」と彼女は口を開いた。

この人しかいないと思っていた。

背が特別高いわけでも、紳士的なわけでもない。

むしろ背は私よりちょっと高いくらいだし、どっちかと言うと自分勝手。

でも、必ず車道側を歩いてくれるし、私が作ったご飯を笑顔で美味しいって言って食べてくれる。

買い物だって付き合ってくれるし、寝れない時は抱きしめてもくれる。

「好きだ」と言ってくれたあの日は今でも昨日のことのように思い出せる。

『お願いします。』って言ったら、「ほんまに!?」と私の大好きな笑顔で。

大好きで、愛してて、愛してるじゃ足りないくらい。

彼がいないと私は生きている意味がない。

『私には、大吾が、必要。』

だから、今会いに行こう。


貴方がいない日常なんて

日常でもなんでもないわ



言い訳

今回はおかよちゃんの一文です。

薬学生ということで、パッと出てきたのがモルヒネ

その次に思い浮かんだのが太宰治の「人間失格」。

なので今迄とは少しテイストの違うお話になっていると思います。

お相手は西畑くん。

そして今回はおかよちゃん目線にしてみました。

女の子が男の子を迎えに行くのもありかな、と思って今回は逆にしてみました。