少年は今日も夢を。

ただひたすらすきなことを。

まだ大人になれない


幼少期によく遊んだ彼女は今何をしているのだろう。

『たかひろくん』

そう呼ぶ彼女の声が好きだった。

透き通った、耳触りの良いソプラノトーンだった。

ワンピースをよく着ていて、髪もふわふわでお人形さんみたいだった彼女。

『あしたからこれないの。』

あの日彼女はそう言って曇りのない瞳からぽろぽろと涙を零した。

「どうして?」

『とおいところにいくんだって。』

「とおいところ?」

『うん。だからばいばいしておいでって、』

ママが言ってた。とそう言って彼女はまた泣き出した。

「・・・おとなになったらまたあおう?」

『おとなに、なったら・・・?』

「うん。おとなになったらむかえにいく。」

彼女は涙を拭いて笑った。


まだ大人になれない

きっと会いに行くからそれまでは。



言い訳

今回はさゆちゃんの一文です。

ちょっと書いた時間帯が悪かったです汗

こんな仕上がりになりました・・・。

幼少期に公園でよく遊んでいた彼女とお別れをする時に根拠のない約束をするというまぁ非現実ではないかなと個人的には思っている次第ですが。

お相手は濵田さん。

時が経ち、大人ってなんなんだ?と迷う思春期に公園に来て彼女を思い出すといったところです。

一応回想のつもりです・・・←