少年は今日も夢を。

ただひたすらすきなことを。

知るための口実


2学期の席替えで彼女と隣の席になった。

「よろしく・・・な?」

『はい』

短く答え、彼女は微笑んだ。

名前を知ってるだけの関係。

クラスメイトやからと言って話すことも目を合わすこともなかった。

隣の席になって気づいたことがある。

まず、彼女は俺に話す時は敬語になる。

そして、社会科はちょっと苦手。

数学との食いつき方が違う。

いつも眠そうに先生の話を聴いている。

これからその社会科の授業なわけで。

「・・・あ、ごめん。ちょっと教科書忘れたから見せてくれへん?」

『あ、はい、いいですよ。』

そう言って少し離れていた机をくっつけた。


知るための口実

おまけに彼女は字も綺麗


言い訳

今回はゆかかの一文です。



お相手は向井くん。

クラスメイトでもよく知らない人って中にはいると思うんです。

そんなよく知らない人と隣の席になってなんだかちょっと気になるな、みたいなお話です。

ここから恋に発展するか否か。

個人的には前者であってほしいですね。