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少年は今日も夢を。

ただひたすらすきなことを。

右手に感じるだけ

その他


光り輝くネオン街に一人の少女が茫然と立ち尽くしていた。

あの日は雨が降りそうなくらい暗い空模様だった。

電車を降りた俺は雨に降られる前に帰りたくて、家への近道であるネオン街を通り抜けようとしていたところだったと思う。

「・・・え?」

その少女は空模様と同じ目をしていて、この世のものとは思えなかった。

服も少しボロボロやし、靴を履いていないから血が滲んでるし。

「キミ・・・大丈夫?」

『え?』

「足、怪我してるやん。」

少女と視線が合う。

掴んで離さないその眼力に固まりそうになった。

『あぁ・・・大丈夫、』

「大丈夫じゃないやろ・・・おいで。」

『え?』

「おいで。」

俺はそう言って、彼女の手を引き日常を再開した。


右手に感じるだけ

それ以外はいつもと変わらない。


言い訳

今回はまきつんの一文です。

10日ぶりの一文ですが、たまに訪れる非日常を日常のように、がテーマです。

毎日同じよな日を過ごすって楽ですけど楽しくないですよね。

かと言って非日常が訪れると日常を望んでしまう。

突然のイレギュラーをどう対応するか、みたいなそんな感じです。←

お相手はしげおかくん。